7月からの放送に先駆け、STAFF/CASTの方々より熱いコメントが到着しました!

原作:三浦建太郎

ファンの方々と、私自身も待ちわびた“黒い剣士ガッツ”初のアニメ化です。
みなさんお楽しみに。
ドラゴンころしを振る姿がアニメでどう表現されるか期待しています。


STAFF CAST

STAFF

板垣 伸(監督)


TVアニメーションシリーズ『ベルセルク』の監督を担当させて頂きます、板垣伸です。
初めてのアニメ化の時は、一視聴者として、「尖がった作品創ってるなぁ」と思いながら観ていた記憶がありますが、まさか、後に自分にお話を頂くことになるとは、当時、当然思っていませんでした。
改めて読み返してみると、『人間ドラマ』という意味で、本当に重厚な作品です。『ベルセルク』は。
「人の闇」を受け止めて、ドラマの骨格にしていることもあって、誰をも魅了する作品なのではないでしょうか。
原作のあの重厚感、緻密で絵画的な絵を再現しつつ、動かす…という無謀な挑戦に、今のアニメの最新技術を使って立ち向かっています。
応援して下さい!

深見 真(シリーズ構成)


シリーズ構成・脚本を担当させていただきました深見です。
ベルセルクを初めて読んだとき、自分はまだ学生でした。
緻密な作画、圧倒的な暴力、容赦のない展開……。
あのときの衝撃はいまだに忘れられません。
誇張ではなく、世界のファンタジー史に名を刻む原作に、こうして仕事で関わることができて感無量です。
黄金時代は過ぎ去り黒い剣士の旅が始まります。
ガッツの「ドラゴンころし」がいかに巨大な敵をぶった斬っていくのか。
どんな映像が世に出ていくのか僕自身、とても楽しみにしております。

鷺巣詩郎(音楽)


ちょうど30年前の今ごろ、氷点下20℃以下が続くヘルシンキで、毎昼トナカイ煮込とウォッカのように強い地酒で身体を暖めながらレコーディングを続けていた。
「熊を制圧することは北欧人古来のDNA」との伝に従い、ある日、最高級食材「熊」料理を注文するやレストラン中が拍手喝采。
鷺巣の仕事仲間は、その熊肉を一口飲みこみ「われ熊を制したり!!」と雪に凍る外にまで響き渡るほど大声で叫んだ。

北欧の古語で「熊の毛皮をまとう者」を『Berserkr』と言い、その戦士は狂ったような雄叫びを上げる、と現地で教わった。

あれから北欧に100回以上は通った。
奇しくも映画版、TV版どちらの仕事のオファーも、北欧での仕事中に受けたことに運命を感じる。

ダークファンタジーを愛するがゆえ、いや、三浦建太郎氏と平沢進氏を敬愛するゆえ、この仕事に対峙する時は「戦(いくさ)におもむく我身」を実感する。

刺すような寒空に木霊(こだま)する、戦士の雄叫びのような音楽を鳴らすべく、闘いの幕が、今また開いた!!

平沢 進(劇中歌)


「ベルセルク」テレビ放送第一回目より全てのベルセルク映像関係作品に参加させていただきました。
今回もご指名を頂き、劇中歌「灰よ」の制作を担当させて頂いております。

今回は造語ではなく日本語で歌詞を書き、今シリーズの世界観を盛り立てることができるよう努力いたしました。
同時に、鷺巣さんのサウンドトラックに学ばせて頂きながら、その格調あるタッチにできるだけ違和感なく、かつ今までのベルセルクのイメージを音楽としてサポートさせていただいてきたクセのあるヒラサワ節や、ある種の乱暴さの展開を目指しました。

「灰」のように無力、無価値という眼差しで見下ろし、服従を迫る「外なる力」の重圧に、内なる解放の深奥に輝く自らの神性ともいえる力で立ち向かう人々への援護射撃として、劇中歌「灰よ」が皆さまの戦う民への胸躍る共感のトリガーとなれば幸いです。

菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)


ひとりのファンとしてリアルタイムで読んできたベルセルクと、こうして関わることが出来て光栄です。
作品の世界観に深いところで共鳴する音楽になったと思います。
映像との相乗効果でどんな風に響くのか楽しみにしていてください。


やなぎなぎ


お話を頂いた時は、ベルセルクってあのベルセルクですか?とびっくりしました。
それだけの大作だった為に、歌や詞の表現も難しかったですが、戦いを続ける者にはどんな終わりが待っているのか、分からないけれど、少しでも安らかな時が来るようにと祈る気持ちを強く込めました。



CAST

岩永洋昭(ガッツ役)


2012年の映画で初めて携わらせて頂いた時も同じ気持ちでしたが、国内外問わずたくさんのファンの方がいらっしゃる大人気作品の主役ガッツという大切な人物を引き続き演じさせて頂けるという大きな喜びと共に、それと同等以上のプレッシャーを感じているのが素直な気持ちです。
でもその喜びとプレッシャーを力に変えながら、原作ファンの皆様だけでなく観てくださる全ての方々の期待を裏切らないよう全力でガッツを演じたいと強く思っております。

●担当キャラクターの印象および魅力
見た目通り強くて、カッコいい奴だという第一印象ですね。強いっていうのは男の子のわかりやすい憧れでもありますし。しかも、昔のトラウマや心の闇を抱えた上での強さで。心の弱さをもちつつも、僕の勝手なイメージではありますけど、それを補うため強さを求めている所が魅力的だと思います。

●演じてみての感想
劇場版「黄金時代篇」では戦うシーンが多く、 ぜーぜー息を切らせ、雄たけびをあげながら剣を振るというシーンがあり、今回 も「あー、難しいなぁ…」と思う所がありました。その一方で、黒い剣士になったら叫ぶシーンが思っていたほど多くなく、原作をもう一回読み返して勉強して、今シリーズでの違いに気づいて「おおっ!」と思いました。今回のガッツは心に抱え込んだものが「黄金時代篇」からさらに増していると思うので、それを声だけで表現できたらいいな演じております。

●演技で心掛けている・苦労しているところ
「蝕」という人智を超えた物を経験したあとのガッツなので、ただ強さを求めて はじめて仲間ができた黄金時代篇とは別の人間になっているはずなので、同じベ ルセルクという作品ですけれど、黒い剣士になってからはガラッと何かが違うと 思うので。ここから先もっと違いを表現できればなと思っています。

●ファンにメッセージ
ファンの方が多い歴史のある作品なので、元々の原作ファンの方には期待を裏 切らず楽しんでもらえるように、それ以外の初めて知った方にも「面白い!」なって 思ってもらえるように全力を尽くして、一人でも多くの方に魅力を伝えられるよ うになればいいなと思っています。
水原薫(パック役)


●原作「ベルセルク」の感想
熱いですね!燃えたぎるような熱さ。でもその中に、切なさや温もりがあって、男性だけでなく、女性も夢中になってしまう作品だと思います。

●担当キャラクターの印象および魅力
シビアな戦いの中に、ひとかけらの癒し。それがパック。パックがいることで少しでも苦しみや悲しみが和らげばと…。キャスカとは違った立場で、ガッツを見守っているマネージャー的な存在です。

●演じてみての感想
とにかく楽しいです。ノーマル・パックと栗パックのちょっとした演じ分けも臨機応変に柔軟に対応できるようになりました。

●演技で心掛けている・苦労しているところ
「可愛く愛しく」ですね。可愛く愛しい笑い方、可愛く愛しい叫び方、可愛く愛しい泣き方、可愛く愛しい怒り方など、常に心掛けています。

●ファンにメッセージ
劇場版3部作の熱をしっかりと引き継ぎ、更に加熱しているTVシリーズになっております。持ち役ももちろんですが、兼ね役の邪教徒や悪霊なども熱演しているので、その辺も楽しみながら観て下さい。
日笠陽子(ファルネーゼ役)


この度ファルネーゼを演じさせて頂けることになりとても光栄です。
ファルネーゼは無理に団長である事を演じ、己の欲望を信心として押え込む、本来は人間臭くて女性らしい部分を持った人です。
私自身の心の壁を壊せねば演じられない難しいキャラクターだと感じています。ファルネーゼが降りてきている間は、台詞と台詞の間で心が途切れないようにかなり集中しているので、アフレコが終わるといつもホッとしています。
手が震える事が度々あり、寿命が縮まっている気がします…。
原作ファンの方が多い作品ですので、皆さんの期待を裏切らないよう命を燃やすような作品作りをしていきたいと思います。
放送を楽しみに待っていて下さい!

●原作「ベルセルク」の感想
オーディションの際に初めて読ませて頂いたのですが、ものすごい力を持っている作品で、その哲学的な表現に引き込まれるのと共に、人間の本質を描いているので恐ろしいと感じる事もあります。

●担当キャラクターの印象および魅力
第一印象は「きっちりとした強さを持つ女性」という印象だったのですが、読み進めて行くと真逆の性格でした。そのギャップが魅力だと思います。

●演じてみての感想
作品の力なのか、ファルネーゼが私に降りてきやすいのか分かりませんが、本番中に怒りや恐怖で手が震えすぎて台本を落としそうになることがしばしばあります。役者としては、その感覚に陥る事が出来るのはとても嬉しいことです。

●演技で心掛けている・苦労しているところ
集中が切れてしまうと途端に口先だけになってしまうので、ファルネーゼという糸が途切れないよう注意しています。精神的にも肉体的にも疲弊するので、収録後はとてもお腹が空きます。

●ファンにメッセージ
ベルセルクは国内外問わず多くの原作ファンを持つ作品です。ファンの方の期待を裏切らない、期待を超えていけるような作品作りをしていきますので、楽しみに待っていて下さい!
興津和幸(セルピコ役)


●原作「ベルセルク」の感想
長い間愛され続けている作品で、圧倒的画力で描かれる壮大な物語。人間の業に深く切り込んでいると感じました。一度読み出すと、止まらなくなります。

●担当キャラクターの印象および魅力
普段の表情からは何を考えているか想像できないし、つかみ所がない。でも、目を開いた時の実力がすごい。ガッツも言っていましたが、本当に狐みたいだなと思いました。

●演じてみての感想
口数が少ないので、台本には「…」と書かれていることが多いです。「…(やれやれ)」と書かれていた時は、「やれやれ」と言ってしまいたい!と思いました(笑)

●演技で心掛けている・苦労しているところ
「…」を息遣いで表現しているので、マイクに入る時は緊張します。周りでは激しい戦闘が行われていることが多いですから…。台詞が少ない分、悪霊や邪教徒、兵士などの兼ね役がある時は、大声を出しています(笑)

●ファンへメッセージ
原作ファンの皆様の期待に応えるべくスタッフ・キャスト一同、全力で臨んでおります!自分も完成した映像を観るのがとても楽しみです。これからも応援よろしくお願いいたします!!
下野紘(イシドロ役)


●原作「ベルセルク」の感想
オーディション前から原作を読んでいましたが、かなり過激な描写が多いこんな本格ダークファンタジーをTVアニメ化出来るのかというか、どこまで映せるのか、個人的にドキドキしております。原作がまだ続いているのでどこまで描かれるのか分かりませんが、全力で頑張ります!!

●担当キャラクターの印象および魅力
イシドロは、どんな状況にあっても、『自分』というものを忘れない強さが魅力かなって思いますね。幼く、過酷な環境、危険な状況に置かれても、図太く生き延び、自分の野望を貫き通す。それが彼の魅力であり、尊敬すべきところです……バカだけど。(笑)

●演じてみての感想
アフレコ時の絵をみて、思っていた以上に幼くてビックリしましたが、状況によって幼くなったり、大人っぽくなったり、いろんな表情をみせてくれるので、演じていて楽しいです。他のキャラクターたちより、遊びポイントの多いキャラクターなので、色々アドリブを入れたくなりますね。

●演技で心掛けている・苦労しているところ
とにかく表情変化が目まぐるしいし、アニメ自体のテンポも早いので、そこについていきつつ、イシドロらしさやアドリブ、あとパックとのかけ合いなど、コミカルなシーンも、シリアスなシーンも、いろんな場面を楽しんでいけたらと思ってます。

●ファンへメッセージ
果たしてオンエアーでは、どう描かれ、どんな仕上がりになっているのか、僕自身本当に楽しみです。原作ファンの皆さまの期待に応えられるよう、スタッフ、キャスト一同、『死力』を尽くして頑張りますので、是非とも応援のほど、よろしくお願いいたします!!
安元洋貴(アザン役)


●原作「ベルセルク」の感想
ずっと読んでおります。長きに渡り滾らせてくれる最高の物語です。 ハイファンタジーといえば「ベルセルク」。自分の中ではそういう位置づけです。

●担当キャラクターの印象および魅力
チャーミングな所ですかね。暑苦しいけど可愛いらしい。僕は好きです。

●演じてみての感想
あの世界の中で生きるのはとても大変です。毎回必死です。

●演技で心掛けている・苦労しているところ
ぶれない「信念」を持って、ただただ必死に生きる事。

●ファンへメッセージ
分厚く、大雑把…ではなく、とことん濃厚な作品になってます。この「蝕」に一緒に飲み込まれましょう。
行成とあ(キャスカ役)


●原作「ベルセルク」の感想
戦闘シーンの荒々しさに圧倒されるだけではなく、人には晒したくない心の深いところ、綺麗ではない歪なところまで描かれている作品だなぁと思います。強いキャラばかりではないので、そこに共感してこの世界に自分も入り込めているような気持ちになります。

●担当キャラクターの印象および魅力
「黄金時代」のキャスカは凛々しくて強くありたくて、でも不器用で本当は弱い人で、その真っ直ぐさがとても魅力的でした。そして今のキャスカは、本能のかたまりみたいな感じです。

●演じてみての感想
とてもとても難しいです。感情を表現する上で、どれだけいつも「言葉」というものに助けられているのかが分かります。彼女がその時その時で何を考えているのか、台本と原作と自分の心を頼りに進んでいます。

●演技で心掛けている・苦労しているところ
話せはしないけど体も心も動いているので、その動きを見逃さないで、リアルな声として自分の中から出るように心がけています。色んな音が自分から出てきて楽しいです。

●ファンへメッセージ
劇場版に引き続き、またキャスカを演じられることを嬉しく思います。以前とはまた違う彼女と向き合いながら、あの世界で生きていられたらなと思います。乞うご期待でございます!