原作者・三浦建太郎先生よりコメント到着!

原作者・三浦建太郎先生より、TVアニメ「ベルセルク」や次篇についてコメントをいただきましたので公開致します!

◆今回のTVアニメの三浦先生ご自身の関わり方について

今回はアニメのスタッフと出版社にかなりお任せして、必要に応じて脚本のチェックやキャラデザなどの監修をしました。スタッフの皆さんが原作をリスペクトして下さっていて、必要な部分を煮詰めて考えていただけたので、安心してお任せしました。



◆今作についての感想

後半に向けてどんどんよくなっていきました。スタッフの方が手馴れてきたのがわかりました。ガッツとバーキラカとの戦闘シーンから一段表現が上がった気がしましたね。ガッツが断罪の塔に着いたあたりからグングンよくなっていって。ガッツのアクションシーンが入る度に良くなっていく気がしました。CGで大量のキャラが出るシーンのアクションは、CGでしか再現できない凄い映像になっていたと思います。作画でやってたら人死にが出るんじゃないかと。ガッツのアップの2D作画も良かったです。



◆パッケージ版権について

ここ最近デジタルでカラー作業をしていたんですけれど、このイラストはアナログで作業をして、あの頃の原稿の一部を描いている気分になりました。タイムマシーンで昔に戻って、あの時の原稿を描いているようで。当時の生の感覚が蘇って、筆が走りました。




◆2017年 春 次篇 降臨 について

期待しています。今期でベルセルクに慣れたスタッフの力が次篇では最初から発揮されると思うので、期待大です。ファンの皆さまに、動くシールケの姿を見てもらえると思うとワクワクします。



◆原作ファン、新規ファンの皆様へ

原作を長く読んでくれているファンの皆さまへ。これだけ長く連載をしていて、アニメ化、ゲーム化のようなお祭りがあるのは原作を応援してくれている人たちのおかげです。ぜひ読者のみなさんと盛り上げていきたいです。これが落ち着いたら自分はまたコツコツ原作を描き続けることに集中しますが、マンガがこのまま面白さを維持できれば、次のお祭りにつながると思うのでがんばります。

新しいファンに向けて。自分は80年代の空気で育って漫画を描いているので、ベルセルクは若い人にとっては重くてアクが強いかもしれないですけれど、食べると歯ごたえがあるという作品です。今の新しい作品に物足りなさを感じるなら、ぜひ手に取ってみてください。止まらなくなるかもしれません(笑)